就職活動(入学前~ボストンキャリアフォーラムまで)

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こんにちは。H.Nです。今回は就職活動について書きます(フルタイムではなく、インターンのための就職活動とお考えください)。


就職活動と聞くと、2年生がやるもんでしょ、と思う方がいらっしゃるかもしれません。

が、実はMBA合格直後から就職活動は始まります。

あと、みなさんが興味ありそうな、「HECって就活でネームバリューあるんですか」について結論を先に言っておくと、

「あります。実際、面接前で落とされることはほとんどないです!」

になります(日本で働く場合の話です)。


①合格後~留学まで

留学直前の5月くらいからコンサルティングファーム、投資銀行、外資系の事業会社などが積極的にMBA壮行会を開いてくれ、ここで会社説明やサマーインターンの説明などが行われます。各社とも豪華な食事が出ますし、合格者同士のネットワーキングもできますのでぜひ行くことをお勧めします(興味のない業界でも!)。友人もできますし、壮行会後に二次会やったり、後日飲み会やったりと、実は留学前の一番楽しい?時間です。社費留学の人もネットワーキング目的で参加していたりします。また、壮行会情報はAxiomMBA留学予備校などから入ってきますので、いくつか登録しておくとよいです。

また、可能ならばこの時点でレジュメを作成したほうがよいです。留学後も時間はありますが、授業と並行して就活をやるのは予想以上にしんどい作業で私は泣きを見ました。。。また、レジュメはMBAアプライ時に作成しますが、学校にアピールすべき内容と企業にアピールすべき内容は異なるので、修正が必要となります。

 ところで、さきほど就職活動は合格後から始まります、と書いたのは実は留学前に1年後のサマーインターンのオファーを獲得する強者がいるためです。上記壮行会やAxiom主催のMBAジョブフェアで企業とネットワークを作り、この時点でアプライできるところも何社かあるようです。


②留学後~BCF(ボストンキャリアフォーラム)前まで

学校のCMC(キャリアマネジメントセンター)が様々なイベントを開催します。個別面談、同僚とのレジュメのシェア、プレゼンテーション対策、ブートキャンプと呼ばれる人気業界・職種向けの就職活動対策などです。日本の就職活動には若干Fitしていないものもありますが、内容は充実していると思います。

 大変なのはここからです。11月にボストンにてボストンキャリアフォーラムという就職活動が行われますが、それに参加する場合、10月中にはアプライ&電話面接(一部企業)を済ませる必要があります。ということは、入学後間もない状態で予習+クラスメートとのネットワーキングに加えてレジュメ、カバーレター、その他様々な書類作成、アプライなどをやらなければならず、かなり忙しくなります(なのでレジュメを留学前に完成させておくのがよいです)。BCFでは投資銀行、コンサル、製薬、IT等の事業会社がMBAホルダー向け採用(インターン、フルタイムとも)をやっていますので、これらの企業でインターンをする場合はBCFに参加をお勧めします。ただし、

BCG、マッキンゼー、Bain等戦略ファームのほとんどはBCFでは新卒採用しかやらず、会社説明会のみ開催(これらの企業は11月以降にアプライして年明けに面接となるようです)。

BCFに参加しなくても後から受けられる企業もある

BCFにそもそも来ない企業がある

ので、全員が参加する必要はないと思います。実際BCFに参加しない方は大勢います。ボストンまでの旅費とホテル代は高いですし、、、


BCF当日

今年は11月(金)~9日(日)で行われました。事前アプライと電話面接の通過ですでにアポを取れている企業、当日レジュメをブースにおいて面接に呼ばれた企業含めて、数社と面接を行いました。面接はブースの裏側にある占い部屋?のようなところで実施されます。

それに加えて、面接と同じくらい重要なのがディナーです。面接に順調に通過すると招待されますが、数社とバッティングする中で1社を選択しなければならなかったり、ディナー中の振る舞いもチェックされたりと、様々な駆け引きがあります。私の場合、ディナーに加えて、ブレックファストやランチにも招待していただき、フォーラム会場のマズい飯?にはあまりお世話にならなくて済みました。その後のプロセスは会社によって様々ですが①その場で内定をくれる会社、②1週間後くらいに内定をくれる会社、③BCF後も選考が続く会社、に分かれるようです。


で、冒頭に書いたことですが、日本におけるHECのネームバリューは十分にあり、面接前に落ちることはほとんどないです(落ちる場合、大学名よりもバックグラウンドがマッチしてないと考えてよいです)。面接まで行けばあとは基本的に本人の実力による部分が大きいので、少なくともUSのトップ校と比較して就活で著しく不利になることはあまりないと思います。

もちろん個々人の年齢、バックグラウンド等にもよりますが、最近の日本のMBA学生の減少、私費留学生の割合の少なさからして、面接に呼ばれない可能性は低いと考えてよいと思います。

 今回は就職活動の前半について書きましたが、コンサル等一部の企業はBCF以降が本番です。これについてはまた次回ご紹介します。

4 件のコメント :

  1. HEC Parisのみなさん、こんにちは。
    このブログの投稿を楽しみにしており、定期的に拝見させていただいております。

    就職活動の情報はHEC Paris日本人HPでは情報が少なかったため非常に参考になりました。
    BCF以降に関する投稿も楽しみにしています。

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  2. ブログ楽しみにしていただいているとのこと、
    ありがとうございます。就活情報はまた一区切りついたところでアップロードしますね。ほかにもブログのコンテンツについてご希望があればおっしゃってください。

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  3. ブログをいつも拝見させて頂いております。
    ブログのコンテンツとして以下の2つについて書いて頂けますと幸いです。

    ① 個人紹介欄を拝見したところ、「Certificateプログラムなどを利用して2年のプログラムにすることも可能」と書いてありましたが、これはプログラムを延長できるということでしょうか?調べてもこの情報が出てきませんでしたのでご説明頂けますと幸いです。

    ②12月にプログラム終了し卒業が6月だと理解していますが、私費留学の場合、12月にプログラムが終わるとすぐにフルタイムの仕事を始める必要があるのでしょうか。
    例えば、卒業までの6ヶ月の間にインターンをしたり、旅行をしたりして過ごして6月の卒業後に既にオファーをもらっている会社でフルタイムの仕事をスタートするということも可能でしょうか。

    以上、恐れ入りますがこれらをコンテンツとして書いていただけると幸いです。
    宜しくお願い致します。

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  4. コメント大変有難うございます。

    ①コメントを頂戴しまして、新たに記事を投稿しましたので、そちらをご覧ください。HECのMBAの期間を延ばすことはできませんが、例えばダブルディグリーにより2校合わせて2年のプログラムとすることは可能です。また、私の場合は、米国でのサマースクール(HECとは何の関係もありません)+HECでの2ヶ月のCertificateにより、留学期間が2014年6月~2016年4月までとなる予定です。

    ②ご理解の通りです。卒業はある意味で形だけなので、1月からフルタイムの仕事を始める人が多いです。ただ、内定先への説明次第で、卒業までの6か月間をインターンに費やしたり、旅行に費やしたりすることもできます。Certificateへの参加を予定していると、もしかするとより説明がつきやすいかもしれません。この点に関しては、内定先がどう考えるか次第だと思われます。

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